マッチングサイトのビジネスモデル4つを紹介
マッチングサイトを運営することで収益をだしていこうとする場合
どんなビジネスモデルがあるかを紹介します。
基本的にはマッチングサイトの運営をしたビジネスは
売り手と買い手をつないで(マッチングさせて)、マッチングに成功した報酬や手数料で
収益をあげるビジネスモデルが一般的です。
マッチングサイトを運営するビジネスは在庫が存在しませんし専門的なスキルも不要です。
そのため参入のハードルは低く、マッチングサイトによるビジネスはすぐに始めやすいメリットがある一方で
マッチングサイトを運営したからすぐに報酬が得られるわけではありません。
地道にマッチングサイトを運営してアクセス数を伸ばしていくことで収益につながります。
成果報酬
成果報酬とはマッチングが成功したときに報酬を受け取ることができるビジネスモデルです。
誰もがすぐに思いつくのが、この成果報酬だと思います。
例えば、オンラインで資料請求のできるマッチングサイトがあるとします。
資料請求が発生すれば掲載している会社から報酬が発生します。
ほかには転職マッチングサイトであれば、求職者から掲載企業へ問い合わせがあれば報酬が発生します。
また、男女の出会いの場を提供するマッチングサイトでマッチングが成功すれば
男性側から報酬を得るといったビジネスモデルが考えられます。
この成果報酬によるビジネスモデルがうまくいけばマッチングサイトとして成功したといえますが
マッチングサイトを運営してすぐに成果報酬で収益を出すのは難しいため
成果報酬と並行して後に紹介します、掲載報酬や広告収入などのビジネスモデルを取り入れた方が良いのです。
掲載報酬
掲載報酬はマッチングの成功に問わず、マッチングサイトに広告を出したい製品を掲載することで
月額の報酬を受け取ることのできるビジネスモデルです。
このビジネスモデルのメリットはマッチングした・しない、ではなく
広告をどれだけの期間掲載したかによって報酬を受け取ることのできるところです。
そのために運営するマッチングサイトにアクセスがあること
月額費用を払ってまで広告を掲載したいと思う人がいないと
このビジネスモデルは成立しません。
しかし一度広告を掲載すると何をしなくても月額で収益が入るため、非常に安定したビジネスモデルといえます。
広告収入
広告収入とは、Google広告などの広告を掲載してバナー広告やテキスト広告報酬を得るビジネスモデルです。
審査が通れば手軽に始められる一方で相当なアクセス数がないとビジネスとして成立しないデメリットがあります。
オプション収入
オプション収入とは、マッチングサイトの利用は基本的に無料で使えるようにします。
利用者にとってかゆい所に手が届くようなオプションサービスを利用する時だけ料金が発生させて収入を得るビジネスモデルです。
例えば下記のようなオプションがあります。
- 転職マッチングサイトで職務経歴書の添削、電話やチャットなどのオンラインサポートを受ける場合
- 男女のマッチングサイトで男性は1年間の利用は無料で2年目以降のサイト利用は料金が発生する場合
- 物々交換するマッチングサイトで、商品の紛失や未払いなどによる保険サービスを受ける場合
- 他社サービスの広告を掲載してマッチングサイトを運営する場合、目立つ場所に広告を掲載する権利を受ける場合
まとめ
マッチングサイトを運営して収益をあげるビジネスモデルを4つ紹介しました。
- 成果報酬
- 掲載報酬
- 広告収入
- オプション収入
「私はこの方法でマッチングサイトの売上を出す!」
このように最初から1つの方法に絞らず、いくつかのビジネスモデルを並行しながら
サイトを運営してユーザーを増やしていくことが大切です。
また成果報酬の場合、マッチングに成功するかどうかはマッチングサイトを運営する管理者だけの
努力ではどうしようもできず、マッチングサイトを利用するユーザー同士の要因によってマッチングするかどうか決まります。
そのため、成果報酬も単価の高い報酬が得られるようにした方が
マッチングが成功した数は少なくても報酬は高くなります。
1回の成功による成果報酬が高い業界を狙ってマッチングサイトを運営していくためには
需要があり、かつ単価の高いジャンルを選んでいくことが重要です。
最後にマッチングサイトの運営のみで収益をあげて行く場合は
今まで紹介した4つのビジネスモデルが考えられますが
既存の事業とは別に収益の柱としてマッチングサイトを運営していく
会社の事業内容の幅を広げていくためにマッチングサイトを運営していく
マッチングサイトを運営してアクセスを集めて、自社の本命である別サービスを宣伝する
アフィリエイトをするためにマッチングサイトを運営する
このように「マッチングサイトを運営する=収益をあげる」のではなく
マッチングサイトと連携して別の目的を達成するビジネスモデルもあります。
マッチングサイトはアイデア勝負といわれていますが
どんなジャンルのマッチングサイトを運営するか、だけではなく
どうやって収益をあげていくか、という点もアイデア次第で収益の幅は広がります。